住みやすい狭小住宅を実現させよう
狭小住宅は狭くて不便というイメージがあるかもしれませんが、工夫次第で快適に生活できます。狭小住宅は土地が狭小のため、そこに建てられる住宅の面積も狭くなるのです。そこで居住スペースを確保するため、3階建ての建物にする手法がよく選ばれています。都心では3階建ての狭小住宅が多く、これは地価が高いためです。都心における注文住宅の建築費は、建物より土地代のほうが高くなる傾向があります。狭小住宅で居住スペースを増やすためには、間取りをシンプルにする方法も王道です。生活動線はなるべく直線で結ぶように意識します。動線が複雑化すると人との接触が増えやすく、特に居住人数が2~3人以上になると顕著に狭さを感じるようになります。
収納スペースはよく考えて設置しよう
狭小住宅を建てるときは収納スペースを節約してしまう方が少なくありません。しかし収納スペースが不足すると、部屋が散らかりやすくなります。床や食卓、ベッドなどにモノを置くようになると、部屋が乱雑になってしまいます。狭小住宅でのスペース不足を解消するには、デッドスペースを上手に利用するのがコツです。ベッドの下に収納場所を作る、収納付きの椅子を活用する、などなど。また地下室を設置して、普段あまり使用しないモノを収納するという手もあります。家具・家電はスペースを大きく消費するので、必要最低限のサイズに留めておきましょう。居住人数に見合わない大きな食器棚や冷蔵庫を設置すると、スペースの不足を招きます。
狭小住宅とは狭い土地に建てられる家のことで、土地に余裕のない都市部に多くあります。少ない持ち物でシンプルな暮らしを送るのが好きというミニマリストの方、都会での生活を楽しみたい方に向いています。